闇がなければ・・・・  「陰陽師」11巻 白虎 [漫画(コミック)]

「陰陽師」 作画岡野玲子 原作夢枕獏  白泉社 全13巻



「あらゆる種は、闇がなければ発芽しないのだ」   陰陽師11巻白虎より
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昨年暮れからひきつづき、夜な夜な目がさえた時に1巻から読むというよりも眺めて過ごしている。
残り少なくなって11巻まで来た。
物語半ば、陰陽師の安部清明(あべのせいめい)と源博雅が闇について語り合っているところがある。
言葉を発しているのはほとんどが清明であるが。
私にはそのような体験がなく、俗悪で雑な生活の中で想像するばかりなので、よくは理解できないが書き出してみることにした。


清明
「人の心にあるなどという闇や、鬼の棲むなどという闇は、闇のうちにも入らぬ。」「真の闇の中に存在できるのは粋美(すいび)だ」 「真の闇とは、鍛え上げられ、研ぎ澄まされた、不純物のない剣や、磨きあげられた鏡と同じだ」
「命取りになるのは、自らの中の、曇った暗黒、すなわち情念だ」 「だから普通の者は、闇へは近づかない」

博雅
「おぬしは、その闇の底の底に立っているのだな」


清明
「たとえ深い井戸の底から、星を射抜くという雲をつかむような不可解な事も、それが最上で一番効率がよくそれ以上の方法がなければ実行する」
「あらゆる種は、闇がなければ発芽しないのだ」 




★見に行けた劇場映画は「6才のボクが 大人になるまで」


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