詩画展 [詩]

皆様のナイスを押そうとすると固まってしまったり、自分がいただいた記事下のナイスをクリックしても、以前のように皆様のアイコンが出なかったり、投稿が完了しましたと言う文字が出なかったり取り入れた映像が反映しなかったり、どうしてしまったのかわかりません。
ブログの調子が悪くて訪問できず、心苦しいばかりですが、お許しください。遅くなっても必ず訪問させていただきます。

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今回は多分本人だけにしか興味のないことです。
なんと20年前に詩画展に出した絵の一部が出てきたので記録するために投稿してみました。
誰かがパンフレットや写真にしたり、DVDにしたりしてくれたものは残っています。
が、たいていは迂闊にも記録はのこっていません。
参加したヴィジュアル詩展や土笛コンサートについては、個人的には何の記録もとっていません。
今まではすんだ催しもののことは思い出したくもありませんでしたが、何が原因でこの気の変わりよう?不可解です本人も。



風の耳

さえざえとした音の中心に切れるような青い音、その中心にすべての色を集めた透明な音が針状の中心をとっている。
ゆらめくときも 進むときも 針の中心は中心で。胸のあたりに穴が開き、井戸が白々と明けて、次第にきらめき始める。針は魂のおもりをつけて、雲をしたがえ、井戸の中へ降りてゆく。
ああ、ぎゅっと胸に熱いものがこみあげる。怒りも、したわしさも、悲しみも情の針の束と化して。
打って、打って、砕けんばかりに打ち付けて。ふと月が登り、からっとした太陽も登り、行ったり来たり。誰も見たことのない岩倉(いわくら)の中で、音の卵がのどかなあくびをしている。ほのかな明かりの下で涙する。コンサートホールの闇の底で、はるかな風の耳が育ち石笛は鳴り始める。

まるで他人が書いたもののように感じますが、20年前にまぎれもなく書いた自分の文です。
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