杉林 [雑感]

杉林の中には見慣れない祠(ほこら)があり、その中からこっちを見ている真っ白な犬がいた。
その土地は犬大丸(いぬおおまる)と呼ばれている土地で、それなりの伝説が伝わっていて、人助けのできる犬が飼われていたのだった。
私は子供の頃10年間そこに住んでいた。
大人になった私は、今年の正月の4日に、昔、五右衛門風呂を沸かすために、枯れた杉の葉を拾いに行っていた犬大丸の杉林を訪れたのだった。
いるはずのない真っ白な犬を見たのは本当だ。
何度も何度も目を見開いて見てみたがちゃんといた。
人に話せば大笑いされるか、くさされるか、嘘をついていると怒られるかなので黙っていた。

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子どもの頃、裏山に一人で登った時は、姿の見えないお坊さんのお経を聞くことができた。
信心深くない仲良しの同級生につい先日話したら、「お経で守られたのだ」と言われて、ホッとした。そんな考え方もあるのだと思った。


最近見た劇場映画

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「DESTINY 鎌倉物語」

鎌倉。ここには、人間ばかりでなく、幽霊や物の怪、魔物に妖怪、神様、仏様、死神、貧乏神までが住んでいた。魔界や黄泉の国の間で、生者と死者の思いが交錯する都。この地に暮らすミステリー作家、一色正和(堺雅人)の元に、若い女性、亜紀子(高畑充希)が嫁いでくる。
(ムービーウオーカーの記事より抜粋)

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