門前町 太宰府天満宮の参道さんぽ

八重桜.jpg
撮影 中島順一郎

時々太宰府天満宮の参道の両脇に並ぶ店をのぞきながら、歩いている人々の活気のあるにぎわいを楽しみに行く。
いつも小物を買っている店で、中が白っぽい青緑で外側は茶色からこげ茶に移り変わっている手触りの柔らかな湯のみと鮮やかな青緑のつるつるした湯のみを買った。
どちらも少し背が高く女性の体を思わせるくびれが2か所にあるので持ちやすく気に入っている。
正月の参道は、石畳も見えないほどの人の流れがあり、道は人でおおいつくされ膨れたり縮んだりしながら、芋虫か蛇のように身もだえしていてゆれるので身をまかせると面白い。
美味しいと言われているらしい梅が枝餅の店の前には、長蛇の列が伸びている。
「列ができているから美味しいんんだ」と口々に叫んでいる人々が、列の後ろにつき、蜂の巣をつついたように、ものすごいことになっている。
太宰府天満宮の境内から離れた所にも、何百年も前に作られたと言われている古い建物の木片が醸し出す時間が、靄のようにくゆっている。
人の来ないその場所にまぎれこんで、時間をさかのぼってゆくのはおごそかな体験だ。
畳の部屋に上がってもいい禅寺もあるが歌舞音曲は禁止なので、笑い声を立てたり鼻歌も遠慮申し上げている。
宗派は分からないが参道に並ぶ托鉢僧たちの般若心経も聞こえる。
顔の表情のよい人にお布施をしょうと見て回ったがいなかった。


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