がけの突端 [その他]

すぐ下に川が流れているので霧が上がってくる6階に住んでいると、風の強い岬の突端にいるような錯覚に陥る。
今にも大地からちぎられて、飛んでいきそうな不安を覚えるので、玄関までの廊下は走っている。
鍵を入れている袋が鳥になって飛んでいきそうだ。
白い雪をいただいた神々しい山の方からは濃霧がやって来て背中を取り囲むので寒い。
靄や霧や風や水は多すぎると圧迫感を覚えるが、そういうものに乗って全く違う世界に行って暮らしたい気持ちも起こる。

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