クリント・イーストウッド監督 「ヒア・アフター」(2010・アメリカ) [映画]

アメリカの霊能者の男性と、双子の兄を亡くしたイギリスの少年と、津波に襲われ臨死体験をしたジャーナリストのフランス人の女性の3人が、それぞれの行き場に窮してやっとたどり着いたのがイギリスのディケンズ博物館だった。
運命の糸に引っ張られて3人は出会ってしまったが・・・。
現実の中にある真実を、具体的な事実をとことん映し出すことによって極めていたイーストウッド監督が、死者からのメッセージや臨死体験や死者の導きなどを取り扱うオカルト的な作品も作っている。
霊能者の男性は、近しい人が亡くなった人の手を取ると即座に死者からメッセージが聞こえてくる能力を持っていて、死者や死者と関わりをもった人の名前の頭文字まで、ずばりと言い当てることができる。
「この能力は贈り物なんかではなく、呪いなんだ」と言ってこの仕事を辞めてしまう。
双子の弟の少年は、母が薬物使用者で里親に面倒を見てもらっていて、亡くなった兄が恋しくて霊能者たちをたずね歩いている。
死者からのメッセージを聞くことから逃げている霊能者の男性が、本を出版したジャーナリストの女性の朗読をディケンズ博物館で聞いているのを見つけ出した少年は、拒否し続ける男性の窓下に立ち続ける。
引き寄せられるように出会った3人。




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