迷い込んだ霧の中の長閑な村 「ブリガドーン」  往年のミュージカル映画 再投稿 [映画]

愛.jpg
「誰かを深く愛すればどんなことも可能になり奇跡も起こる」
(写真むかって右から2人目のランディー先生の言葉)


「ブリガドーン」
監督 ヴインセント・ミネル 1954 アメリカ 108分
題名のブリガドーンとは100年に一度現れる村の名前。
<地図に載っていない秘境の村>スコットランドに伝わる伝説をもとにしている


100年に一度の村.jpg
村人たちが次々に舞踊を提供する。
迷い込んだ霧の中の長閑な村「ブリガドーン」
このようなところに住みたいと子供のころから思っていた。 



ファンタジーへの憧れは、現実世界を豊かにしてくれる。
その世界に触れて戻ってきた時、現実を乗り切るための力が溢れてくるのが感じられる。



<物語>
ニューヨークからイギリスのスコットランドの山奥まで狩猟をしにやって来たサラリーマンの2人の男トミー(ジーン・ケリー)たちが地図に載っていないのどかな村にたどり着く。

その村は100年に一度姿を現す村で、2人はちょうどその日に出くわしたのだったが、結婚式が行われていて御馳走を振る舞われ、くりひろげられていた民族調の舞踊の中に入っていっしょに楽しげにタップを踏む。

村娘のフィオーナとトミーはヒースの丘にフィオーナの妹の結婚式のための花をつみに行き、お互いの愛が育ってゆくのを確かめ合う。
2人のダンスは昔風なロマンチックな感じで美しい。
重ねたスカートの布の色の違うフリルが、村娘のフィオーナが足を上げるたびに花が咲いたように広がる。
次から次に祝いの舞踊が続けられている中、花嫁に横恋慕した青年が失望して村を出ようとしていることが分かる。
村の人間が村の外に出ると、ブリガドーンと言う村は2度とこの世に現れることが出来なくなり消えてしまうのだ。
青年の不遇の死と言うことでブリガドーンの消滅は免れることが出来たが、迷い込んだトミ―たちはいったんニューヨークに帰ることにした。
ニューヨークに帰国したトミーは何をやっても落ちつかず、耳元にはフィオーナの歌声が聞こえて来るので、ふたたびブリガドーンを求めてスコットランドの山奥に向かう。
霧の中にフィオーナの姿が現れる。


<個人的な好みとして>
★ 秘境の村ブリガドーンに行ってみたい。おそらく帰ってはこないだろう。
★生活必需品は、自分たちで作るので、仲間との作業に連帯感がもてるだろう。
 祭りの支度とか、収穫とか。
★昔の映画を見ているとテンポがゆっくり過ぎて、厭きてしまうことが多いが、「ブリガドーン」は、いまだに面白い。


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