幼い頃見た、襖に写る逆さの風景 [覚書]

小学生の頃、近所の農家を訪れ、外庭に立って、閉められた伏戸に開いた丸い節穴から暗い部屋をのぞいたことがある。
外の光が、自分の立っている場所ではない右側の、別の伏戸の節穴から左側の部屋に当たり、外の風景が襖に逆さに色付きで小さく写し出されていた。
夢のように美しい光景をカラーで垣間見、何十年もたった今もその不思議だった、えもいわれぬ感覚を覚えている。
手では触れられないけれど、はるか遠くの出来事に思いをはせると言うことは、映画を見る時にも通ずる気持ちだ。

写真だとはっきりし過ぎていて味気ないが、説明するためにはあったほうがいいだろう。
Inked農家1_LI.jpg


Inked農家2_LI.jpg

この現象がピンホール現象だと言うことはしばらくたってから知った。
古代ギリシャの時代から知られており、逆さに写る富士山の浮世絵を葛飾北斎や滝沢馬琴が残している。


★ソネットブログは、メンテナンスを11月15日と21日に行ったはずだが、相変わらず、みなさんのナイスの絵(アイコン)が出たり出なかったりする。左側がずっと消えっぱなしの時が多い。

柴犬カンチの足跡日記
(なぜかこちらもクリックできず、コピペしないといけなくなっている)
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