雪の日   (1月29日に8か月ぶりに戻ってきました) [その他]

厚着しているにもかかわらず、腕や腰のあたりが、寒風を感じている。
私は生きている。

夢のような子供の頃の一夜を思い出す。
雪がやんで、紺色の鏡の空にまるい月が浮かび、裏山の木々からすべり落ちる雪の音が美しかった。
5歳違いの弟と、五右衛門風呂から裸のまま走り出て、雪の畑を野ウサギのように走った。
どこまでも続く、白い布団にくるまって星を見た。

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