自分のための走り書きメモ・最近見た劇場映画 [映画]
★映画の一場面ごとに自己の記憶が刺激されて、重かった昔の体験の意味や謎が解けたりすることがある。
映画を見ながら音楽付きの同時進行でそういうこと(自分だけに通用する気づきや発見)が起こり、映画と体験記憶の二重映像を見ている。
ほおっておけば陥没するか溶けてなくなる記憶は、重なり合って溶け合い復活し新しく定着し芽吹く。
一瞬だけ生きた心地と覚醒が戻って来る。だから劇場まで足を運ぶのだ。
「ある天文学者の恋文」監督・ジュゼッペ・トルナトーレ
「ある天文学者の恋文」 サンジュリオ島 なんて美しい島!
亡くなった老天文学者が、自分がいなくなっても親子ほど年の離れた恋人の女性に、しばらくの間、花を届けたり、手紙を届けたりすることができるよう工夫している。
女性は大学で天文学を学ぶかたわら同時にスタントマンの仕事をしており、母親とうまくいっていない。女性は早く立ち直って新しい恋人を見つけるとよい。
「ニュー・シネマパラダイス」
監督がジュゼッペ・トルナトーレなのでもう一度見たくなったので見た。
「ハドソン川の軌跡」
機長の冷静な判断
「スーサイドスクワット」
最悪最強の軍団。結構人間らしい感情をもっている。ジョーカーのファンになった。
「真田十勇士」
真田幸村は死んでいなかった。城内の板張りを踏む音が心地よい。
「高慢と偏見とゾンビ」
18世紀のイギリスの調度品。カンフーを中国で習った女性の中でひときわ目立つ女性がいた。種を存続させるための恋愛も華やか。
「超高速!参勤交代リターンズ」
民を自分のことのように大事にする殿様がいた。
★大入り満員の青春アニメなのに絵が好みではないのでわざわざ見に行かないとか、すごく自然で上手な女優さんの演技だけれどもその人の出るどんな映画も見たいとは思わないという個人的な好みだけで、見ないで終わる素晴らしいと言われている映画もある。
柴犬カンチの足跡日記
http://blog.livedoor.jp/kanchi_m/
映画を見ながら音楽付きの同時進行でそういうこと(自分だけに通用する気づきや発見)が起こり、映画と体験記憶の二重映像を見ている。
ほおっておけば陥没するか溶けてなくなる記憶は、重なり合って溶け合い復活し新しく定着し芽吹く。
一瞬だけ生きた心地と覚醒が戻って来る。だから劇場まで足を運ぶのだ。
「ある天文学者の恋文」監督・ジュゼッペ・トルナトーレ
「ある天文学者の恋文」 サンジュリオ島 なんて美しい島!
亡くなった老天文学者が、自分がいなくなっても親子ほど年の離れた恋人の女性に、しばらくの間、花を届けたり、手紙を届けたりすることができるよう工夫している。
女性は大学で天文学を学ぶかたわら同時にスタントマンの仕事をしており、母親とうまくいっていない。女性は早く立ち直って新しい恋人を見つけるとよい。
「ニュー・シネマパラダイス」
監督がジュゼッペ・トルナトーレなのでもう一度見たくなったので見た。
「ハドソン川の軌跡」
機長の冷静な判断
「スーサイドスクワット」
最悪最強の軍団。結構人間らしい感情をもっている。ジョーカーのファンになった。
「真田十勇士」
真田幸村は死んでいなかった。城内の板張りを踏む音が心地よい。
「高慢と偏見とゾンビ」
18世紀のイギリスの調度品。カンフーを中国で習った女性の中でひときわ目立つ女性がいた。種を存続させるための恋愛も華やか。
「超高速!参勤交代リターンズ」
民を自分のことのように大事にする殿様がいた。
★大入り満員の青春アニメなのに絵が好みではないのでわざわざ見に行かないとか、すごく自然で上手な女優さんの演技だけれどもその人の出るどんな映画も見たいとは思わないという個人的な好みだけで、見ないで終わる素晴らしいと言われている映画もある。
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「レッドタートル 」ある島の物語 無人島の御伽草子 アニメ [映画]
レッドタートル=赤い海亀
自然の音や音楽や叫び声はあるのに、人間のせりふが一切ない。
無人島に雨がやって来るざわめきや津波が襲ってくる気配を直前に感受することができる登場人物は、夫と妻と息子の3人のみ。
波や岩や木々の描き方が繊細でみずみずしい。
嵐にあった男が無人島に流れ着き、島にある森から木を集め、いかだを作って脱出しようと試みるが、4回とも失敗する。
沖に出ようとすると、いかだが下から突き上げてくる力によってバラバラになってしまうのである。
~~~以下内容に触れています。行かないよう(以下内容)に笑。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
大きな赤い海亀がいかだを崩していたのだった。
怒った男は砂浜に上がってきた赤亀を殴って体をひっくり返し放置する。
亀の甲羅の中から髪の長い女性が現われる。
2人の出会いがひっそりとしていて大変美しく、しごく当然のことであるかのように自然であることが感動を呼ぶ。
子供が生まれ、青年に成長し巣立って行き、2人はまた2人だけになる。
ある日、頭髪の白くなった男は、いつものように妻の傍らで眠っているうちに動かなくなってしまう。
なんて幸せな一生を送れた男なんだ。
「9月17日(土)公開「レッドタートル」 ある島の物語」
監督 マイケル・デュドク・ドゥ・ヴィット
脚本 マイケル・デュドク・ドゥ・ヴィット 、 パスカル・フェラン
原作 マイケル・デュドク・ドゥ・ヴィット
プロデューサー 鈴木敏夫 、 ヴァンサン・マラヴァル
アーティスティック・プロデューサー 高畑勲
音楽 ローラン・ペレズ・デル・マール
柴犬カンチの足跡日記
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「怪談・吸血鬼紫検校」(むらさきけんぎょう)日本名作怪談劇場 [映画]
<日本のTVドラマ>
「怪談・吸血鬼紫検校」(日本名作怪談劇場13話中第4話
2016年8月29日再放送
「怪談・吸血鬼紫検校」(むらさきけんぎょう)
日本名作怪談劇場 19 79年 東京12チャンネル7月11日 カラー 47分
「日本名作怪談劇場」13作品は、ほとんどが古典を原案にした怨念や情念の濃い怪談である。
4話の「怪談・吸血鬼紫検校」(むらさきけんぎょう)は、「吸血鬼ドラキュラ」(ブラム・ストーカー)を元にしている。
十字架は梵字の彫り込まれた文殊、にんにくは菊の花に置き換えられている。
出演者
山村検校 倉石功
楓 宮井えりな
智念 曽我廼家明蝶 田村家の菩提寺住職
他
江戸時代の大阪(摂津)。
紫検校と主君の側室の菊は不義密通の疑いをかけられて、背中合わせに縛られ殺され、石棺に葬られた。
100年後に二人は吸血鬼となって蘇り、琴の師匠・山村検校と娘の楓という名を名乗り、摂津藩の城代家老の田村家の人々を襲い吸血鬼に変えようとする。
田村家の菩提寺の和尚が、梵字の彫り込まれた文殊で吸血鬼を撃退する迫力がすごかった。
伊織のいいなずけの妙は検校により吸血鬼に変えられ、妙に噛まれた伊織も吸血鬼になってしまう。
伊織も和尚に退治され田村家の子孫は絶え、吸血鬼の復讐は成就する。
<使用していなかった感覚>
★秋にはまだまだ程遠い夏の終わりの蒸し暑さの中、くたびれてしまった感受器官を抱えて、感情の起伏の幅が狭くなってしまって、悔しいかな物の味すら繊細に感じられない日々を送っていた。
BSテレビで7月末から始まっていた日本名作怪談劇場を、過酷な暑さによる疲労で見る気力を失っていたのだったが、9月に入ってから素朴でおどろおどろしい怪談を見てみようという気になり、その結果今まで使用していなかった感覚の一部分を刺激されたのだった。
おどろおどろしくも悲しい奇妙な日本的な怨念、特に虐げられていた女性の情念は濃かったが、第12話の「 怪談奥州安達ヶ原 ~月に悶える鬼女の舞~」「第13話 怪談・高野聖 ~白夜に浮ぶ魔性の女~」も久しぶりの怪談だったので食入って見てしまった。
以後紹介していきたい。
「日本名作怪談劇場」13話(1979年に放送)
2016年8月24日~9月9日再放送
2016年放送 日本名作怪談劇場
9月9日放送「怪談・高野聖 白夜に浮ぶ魔性の女」
9月8日放送「怪談・奥州安達ケ原 月に悶える鬼女の舞」
9月7日放送「怪談・鰍沢 恨みで塗られた死化粧」
9月6日放送「怪談・死神 闇夜に笑う冥土の案内人」
9月5日放送「怪談・牡丹燈篭 夜ごとに誘う女の死霊」
9月2日放送「怪談・夜泣き沼」
9月1日放送「怪談・玉菊燈篭 廓にたたる遊女の呪い」
8月31日放送「怪談・利根の渡し 怨念に燃える座頭針」
8月30日放送「怪談・佐賀の怪猫 血に飢えた復讐の牙」
8月29日放送「怪談・吸血鬼紫検校」
8月26日放送「四谷怪談・哀しく燃える女の炎」
8月25日放送「怪談・大奥(秘)不開の間 呪いの部屋に潜む二百年の怨念」
8月24日放送「怪談・累ケ淵 沼底に誘う親娘の怨霊」
他のテレビ怪談の再放送は2016年(2016年7月22日~8月23日)
「怪談シリーズ」10話(1972年放送)が、2016年7月22日~8月4日まで
「日本怪談劇場」13話(1970年放送)8月5日から8月23日まであった。
全シリーズ歌舞伎座テレビが制作。
体調不調のため録画もせずところどころしか見ていないのでとても残念に思う。
柴犬カンチの足跡日記
カンちゃんは、チックン(注射)が恐くてたまらない。めそめそドキドキする。私も同じ。
23年間生きて9月10日にオカメ星に帰ってしまったオカメインコのみらくる君は、体調回復のため沢山の注射に耐えた。えらかった。楽しませてくれてありがとう。ご冥福を祈ります。
http://blog.livedoor.jp/kanchi_m/
「怪談・吸血鬼紫検校」(日本名作怪談劇場13話中第4話
2016年8月29日再放送
「怪談・吸血鬼紫検校」(むらさきけんぎょう)
日本名作怪談劇場 19 79年 東京12チャンネル7月11日 カラー 47分
「日本名作怪談劇場」13作品は、ほとんどが古典を原案にした怨念や情念の濃い怪談である。
4話の「怪談・吸血鬼紫検校」(むらさきけんぎょう)は、「吸血鬼ドラキュラ」(ブラム・ストーカー)を元にしている。
十字架は梵字の彫り込まれた文殊、にんにくは菊の花に置き換えられている。
出演者
山村検校 倉石功
楓 宮井えりな
智念 曽我廼家明蝶 田村家の菩提寺住職
他
江戸時代の大阪(摂津)。
紫検校と主君の側室の菊は不義密通の疑いをかけられて、背中合わせに縛られ殺され、石棺に葬られた。
100年後に二人は吸血鬼となって蘇り、琴の師匠・山村検校と娘の楓という名を名乗り、摂津藩の城代家老の田村家の人々を襲い吸血鬼に変えようとする。
田村家の菩提寺の和尚が、梵字の彫り込まれた文殊で吸血鬼を撃退する迫力がすごかった。
伊織のいいなずけの妙は検校により吸血鬼に変えられ、妙に噛まれた伊織も吸血鬼になってしまう。
伊織も和尚に退治され田村家の子孫は絶え、吸血鬼の復讐は成就する。
<使用していなかった感覚>
★秋にはまだまだ程遠い夏の終わりの蒸し暑さの中、くたびれてしまった感受器官を抱えて、感情の起伏の幅が狭くなってしまって、悔しいかな物の味すら繊細に感じられない日々を送っていた。
BSテレビで7月末から始まっていた日本名作怪談劇場を、過酷な暑さによる疲労で見る気力を失っていたのだったが、9月に入ってから素朴でおどろおどろしい怪談を見てみようという気になり、その結果今まで使用していなかった感覚の一部分を刺激されたのだった。
おどろおどろしくも悲しい奇妙な日本的な怨念、特に虐げられていた女性の情念は濃かったが、第12話の「 怪談奥州安達ヶ原 ~月に悶える鬼女の舞~」「第13話 怪談・高野聖 ~白夜に浮ぶ魔性の女~」も久しぶりの怪談だったので食入って見てしまった。
以後紹介していきたい。
「日本名作怪談劇場」13話(1979年に放送)
2016年8月24日~9月9日再放送
2016年放送 日本名作怪談劇場
9月9日放送「怪談・高野聖 白夜に浮ぶ魔性の女」
9月8日放送「怪談・奥州安達ケ原 月に悶える鬼女の舞」
9月7日放送「怪談・鰍沢 恨みで塗られた死化粧」
9月6日放送「怪談・死神 闇夜に笑う冥土の案内人」
9月5日放送「怪談・牡丹燈篭 夜ごとに誘う女の死霊」
9月2日放送「怪談・夜泣き沼」
9月1日放送「怪談・玉菊燈篭 廓にたたる遊女の呪い」
8月31日放送「怪談・利根の渡し 怨念に燃える座頭針」
8月30日放送「怪談・佐賀の怪猫 血に飢えた復讐の牙」
8月29日放送「怪談・吸血鬼紫検校」
8月26日放送「四谷怪談・哀しく燃える女の炎」
8月25日放送「怪談・大奥(秘)不開の間 呪いの部屋に潜む二百年の怨念」
8月24日放送「怪談・累ケ淵 沼底に誘う親娘の怨霊」
他のテレビ怪談の再放送は2016年(2016年7月22日~8月23日)
「怪談シリーズ」10話(1972年放送)が、2016年7月22日~8月4日まで
「日本怪談劇場」13話(1970年放送)8月5日から8月23日まであった。
全シリーズ歌舞伎座テレビが制作。
体調不調のため録画もせずところどころしか見ていないのでとても残念に思う。
柴犬カンチの足跡日記
カンちゃんは、チックン(注射)が恐くてたまらない。めそめそドキドキする。私も同じ。
23年間生きて9月10日にオカメ星に帰ってしまったオカメインコのみらくる君は、体調回復のため沢山の注射に耐えた。えらかった。楽しませてくれてありがとう。ご冥福を祈ります。
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「64ーロクヨンー後編」 [映画]
監督 瀬々敬久 小説 横山秀夫
幸田一樹(録音技師)・吉岡秀隆
雨宮芳男( 娘を誘拐され殺された父親)・永瀬正敏
スポーツ用品店店主(娘が2人いる)目崎正人 ・ 緒方直人
刑事 三上義信・佐藤浩市
ロクヨン事件の14年後、時効が迫ってきていたある日ロクヨン事件の模倣事件が発生した。
スポーツ用品店を営む目崎正人( 緒方直人)に、長女(次女もいる)を誘拐したので、身代金を2000万持ってくるように(なぜかロクヨン事件と同じ道順で)と言う脅迫電話がかかってきた。
本当は娘たちは誘拐されていなかったのになぜ目崎正人がターゲットになったのか。
それには父親が目崎正人でなくてはならないわけがあったからだった。
~~~以下内容に触れています~~~内容を知りたくない方は中止してください
雨宮芳男( 娘を誘拐され殺された父親)
スポーツ用品店店主(娘が2人いる)目崎正人 。娘は誘拐されていないのに誘拐犯と思しきものから脅迫電話がかかって来る。
<結論から>
目崎正人にロクヨン事件の模倣事件をしかけ、身代金を要求した誘拐犯は、14年前娘を誘拐され殺された被害者の雨宮芳男だった。
<元刑事・録音技師と父親の結託>
雨宮芳男は、元刑事の・幸田一樹と結託してロクヨン事件の再現を図ったのだった。
今回娘を誘拐されたと思わせられ、身代金を要求されたのは、14年前にロクヨン事件を起こし、2歳の娘(次女)がいながら他人の娘を誘拐して殺した犯人目崎正人だった。
14年前、雨宮芳男は脅迫電話で聞いた犯人の肉声だけを覚えていた。
電話帳の名前の全てに電話をかけ犯人の声の持ち主の名前を突き止め、模倣事件を画策した。
★娘の父親である刑事にも誘拐犯たちにとっても、どうしょうもない悲劇である。
★なぜ翔子ちゃんを殺したのか、刑事三上義信(佐藤浩市)が目崎正人 ( 緒方直人)に問い詰めるが「なぜだかわからない」と答える。そんな闇が残る。
柴犬カンチの足跡日記 http://blog.livedoor.jp/kanchi_m/
夏になってもカンちゃんの食欲はおとろえない。
64ーロクヨンー前編 [映画]
監督 瀬々敬久 2016年 119分
出演 佐藤浩市 綾野剛 榮倉奈々 夏川結衣 吉岡秀隆 永瀬正敏 他
原作 横山秀夫
<前編>ブログ主の見たまま感じたたまま
未解決の誘拐事件 <誘拐された少女翔子ちやん>
雨宮芳男(永瀬正敏)の娘が誘拐され、犯人の電話を逆探知したものの最終的には録音が不具合となり、身代金2000万円を盗られたまま、我が子は命をとられ車の中に遺棄されていた。
犯人の声は録音機の不首尾で録音できなかった。
このことは隠されたまま、録音係の幸田一樹(吉岡秀隆)や吉浩一郎(窪田正孝)は警察を辞職した。
犯人の声の録音ができなかったことは幸田メモ(録音係の名前)として残されたが隠蔽された。
誘拐犯人の肉声を聞いていつまでも覚えていたのは父親だけだった。
後編ではこのことが重要なカギとなる。
数年後、雨宮の妻は脳梗塞で亡くなった。
みんなの心は昭和64年の7日間に取り残されたまま14年が過ぎ、時効が1年後に近づいていた。
この事件はロクヨンと呼ばれていた。
当時事件を担当していた捜査一課の刑事の三上義信(佐藤浩市)は、現在警務部広報室に移動し広報官になっていた。
記者クラブや上司や刑事部、警務部との対立のさなかロクヨンの再捜査に乗り出そうと考えていた。
ロクヨンの時効が近づいてきたある日、警視庁官が雨宮宅を訪れたいと申し出たが、断られてしまう。
断る理由には、幸田メモの隠蔽が関係していたことを三上は知ることとなった。
★ブログ主個人の好みながら夏川結衣さん、鶴田真由さんも出演しておられました。
★柴犬カンチの足跡日記
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ロスト バケーション<海の岩礁やブイに取り残された女性が、冷静な判断力で鮫と戦う> [映画]
ロスト バケーション 監督 ジャウム・コレット=セラ
2016年 アメリカ 86分
サーフィンを楽しむために、たった一人で亡き母に教えてもらったメキシコの秘境のビーチを訪れていた医学生のナンシー(ブレイク・ライブリー)は、突然鮫に襲撃を受け左足に怪我を負ってしまった。
医学の知識で応急手当にピアスとネックレスの金具を使い傷口の止血をし、鮫に傷を負わされた大きなクジラの背や誰もいない海の岩礁に乗っかって様子を見るが、その間獰猛な鮫に何度も襲われる。
岸は200メートル先に見えてはいるが、人食いザメが旋回しているので泳げない。
傷ついたクジラの背から泳いでたどり着いた岩場には、翼を傷めたカモメがいて、ナンシーが脱臼したカモメの翼を治してやり、心なごむ交流が始まる。
しかし満潮で岩場が海に沈むまでの時間が刻々と迫って来る。
鮫が恐れて襲ってこない何千何万のクラゲが漂よう海に奇跡的に助けられ、ナンシーはクラゲに刺されながらブイにたどり着く。
鮫にやられたサーファーのカメラのついたヘルメットが岩礁の側に漂っているのを見つけ、鮫が岩礁を回る時間が32秒だとわかると鮫がブイから離れた隙にカメラを何度も失敗しながら手に入れる。
カメラに向かい、助けを求める映像を録画し海に流す。
たまたま海岸に来た少年はカメラ付きのヘルメットを拾い、ナンシーの映像を見て人を呼びに走った。
ブイ
ナンシーが乗っているブイの鉄柵に鮫が襲いかかる。
海中深く突き進んできた鮫が大きく開けた口に、ブイの鉄棒が突き刺さった。
★最近見た劇場映画
「64ーロクヨンー後編」「祈りの力」「ホーンテッド・キャンパス」
★柴犬カンチの足跡日記
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死霊館 エンフィールド事件 [映画]
「死霊館 エンフィールド事件」
監督ジェームズ・ワン 2016年 アメリカ
2013年「死霊館」の続編
<悪魔との戦いに勝つためには、悪魔と会話中に悪魔の名前を聞き出すこと>
「死霊館 エンフィールド事件」の悪魔の名前は「ヴァラク」
たいてい幽霊屋敷にいる何人かの悪霊の裏には悪魔がいて、悪霊を操っている。
「死霊館 エンフィールド事件」の場合も、親玉である悪魔に面と向かって「父と子と聖霊の御名においてヴァラクよ地獄に帰れ」と命令した時、悪魔は退散した。
超常現象研究家のウォーレン夫妻(実在の人物)
妻ロレインのほうは悪霊や悪魔を見、対話することができる。
夫エドのほうは悪霊を絵で表すことができる。
背後の絵は夫のエドが描いた尼僧(悪霊)の絵。妻を襲う。
お互いの力は愛によって守られ発揮される。夫妻の絆は強い。
<物語>実話
イギリスのロンドン北部のエンフィールド。
シングルマザーと4人の子供たちが引っ越した家で、奇妙な心霊現象が起こり、少女に悪霊が憑依し大混乱を招く。
警察が呼ばれ、タンスや椅子が目の前で移動するのを目の当たりにするが、管轄外なので悪霊を払うことができる宗教関係者を呼ぶように言われる。
宗教関係者(悪魔祓い)は、よほどしっかりしたポルターガイスト現象の証拠がなければ取り合ってくれない。
アメリカに住んでいる超常現象研究家のウォーレン夫妻が助けを求められ英国を訪れる。
ウォーレン夫妻は、次女ジャネットにとりつき老人の男性の声で「私はビル・ウィルキンス 72歳だ」と名乗る悪霊や尼僧の悪霊、その他の悪霊やそれらを背後であやつる悪魔と戦う。
★あまりの暑さに耐えきれず、外出以外は家で夏眠中。
ブログ紹介
<柴犬カンチの足跡日記>http://blog.livedoor.jp/kanchi_m/
カンちゃんの怖いのは雷のゴロゴロと花火。
映画 「帰ってきたヒットラー」 [映画]
「帰ってきたヒットラー」
原作小説・ティムール・ヴェルメシュ
監督 デヴィッド・ヴェンド
無名の舞台俳優オリヴァー・マスッチがヒトラーを演じている。
写真左の女性(テレビ局で働いており、ヒットラーを家に連れて行く)のユダヤ人の祖母(認知症)は、ヒットラーに家族を殺されており、唯一ヒットラーを本物だと見破った。
ヒトラーは1945年4月30日午前2時に、恋人であったエヴァ・ブラウンと結婚式を挙げ、午後3時頃、ベルリンの地下壕で56歳で拳銃自殺した。
遺体は、連合軍の手に渡るのを恐れガソリンで焼却された。
妻となったエヴァ・ブラウンは服毒自殺だった。
たった一人で現代にタイムスリップした本物のヒットラーが、ドイツのTVマンに偶然に見いだされ、コスプレ物真似芸人としてテレビ出演などで人気者になってゆく。
ヒットラーは、扇動的な演説に魅せられた大衆の中でどんどん有名になってゆく。
現代のドイツや世界の政治家、ネオナチ、有名人の本物のリアルなインタビューを街頭で行っている。
移民や爆破などの実写フイルムも使用されている。
ヒトラーは言う
「自分を選んだのは大衆である」
「自分は大衆の一部である」
心が凍り付いた。
迷い込んだ霧の中の長閑な村 「ブリガドーン」 往年のミュージカル映画 再投稿 [映画]
「誰かを深く愛すればどんなことも可能になり奇跡も起こる」
(写真むかって右から2人目のランディー先生の言葉)
「ブリガドーン」
監督 ヴインセント・ミネル 1954 アメリカ 108分
題名のブリガドーンとは100年に一度現れる村の名前。
<地図に載っていない秘境の村>スコットランドに伝わる伝説をもとにしている
村人たちが次々に舞踊を提供する。
迷い込んだ霧の中の長閑な村「ブリガドーン」
このようなところに住みたいと子供のころから思っていた。
ファンタジーへの憧れは、現実世界を豊かにしてくれる。
その世界に触れて戻ってきた時、現実を乗り切るための力が溢れてくるのが感じられる。
<物語>
ニューヨークからイギリスのスコットランドの山奥まで狩猟をしにやって来たサラリーマンの2人の男トミー(ジーン・ケリー)たちが地図に載っていないのどかな村にたどり着く。
その村は100年に一度姿を現す村で、2人はちょうどその日に出くわしたのだったが、結婚式が行われていて御馳走を振る舞われ、くりひろげられていた民族調の舞踊の中に入っていっしょに楽しげにタップを踏む。
村娘のフィオーナとトミーはヒースの丘にフィオーナの妹の結婚式のための花をつみに行き、お互いの愛が育ってゆくのを確かめ合う。
2人のダンスは昔風なロマンチックな感じで美しい。
重ねたスカートの布の色の違うフリルが、村娘のフィオーナが足を上げるたびに花が咲いたように広がる。
次から次に祝いの舞踊が続けられている中、花嫁に横恋慕した青年が失望して村を出ようとしていることが分かる。
村の人間が村の外に出ると、ブリガドーンと言う村は2度とこの世に現れることが出来なくなり消えてしまうのだ。
青年の不遇の死と言うことでブリガドーンの消滅は免れることが出来たが、迷い込んだトミ―たちはいったんニューヨークに帰ることにした。
ニューヨークに帰国したトミーは何をやっても落ちつかず、耳元にはフィオーナの歌声が聞こえて来るので、ふたたびブリガドーンを求めてスコットランドの山奥に向かう。
霧の中にフィオーナの姿が現れる。
<個人的な好みとして>
★ 秘境の村ブリガドーンに行ってみたい。おそらく帰ってはこないだろう。
★生活必需品は、自分たちで作るので、仲間との作業に連帯感がもてるだろう。
祭りの支度とか、収穫とか。
★昔の映画を見ているとテンポがゆっくり過ぎて、厭きてしまうことが多いが、「ブリガドーン」は、いまだに面白い。
怪奇映画「蛇娘と白髪魔(はくはつま)」 原作・楳図かずお [映画]
1968年12月14日 モノクロ 82分 監督 湯浅憲明
★「蛇娘と白髪魔」は落合道人さんからのリクエスト
★怪奇映画「蛇娘と白髪魔(はくはつま)」は、楳図かずお氏が少女フレンドに連載していた「赤ん坊少女」「うろこの顔」「ミイラ先生」をベースにして作られている。
赤ん坊の時に産院で取り違えられたため、孤児院で育った小百合に、本当の両親が見つかり、南条家にひきとられることになった。
南条家の屋根裏では、小百合と取り違えられた娘のタマミが父親に内緒で母親に育てられていた。
登場人物の中で怖いのは、タマミとお手伝いさんのしげ。
白髪魔(鬼面の妖婆)は強欲なしげが変身した化け物。
たまみは、可愛い女の子に嫉妬心を抱き、蛇を押しつけた結果、逆に自分のほうが蛇に腕を噛みつかれてしまい、以来自分を蛇だと思い込むようになり、背中には鱗が生えていた。
この病的な思い込みはいったいどこからもたらされたのだろう。
原作・楳図かずおさんですからね。
父親がアフリカに毒蛇の研究に行ってしまったので、しばらく帰らない間、たまみにいじめられ続ける小百合。
タマミ
「(小百合)よおくお聞き、背中(の鱗)を見られちゃったから言うけど、わたしは蛇だよ~、だからそのあんたのやわらかい手が食べたい」
南条タマミを演じる高橋真由美さん 女優の花園ひろみさんにそっくり。
原作者の楳図かずお氏が運転手としてちらりと登場!
若かりし頃の俳優の平泉征が、小百合が育っためぐみ園のはつらつとしたお兄さんを好演。
現在の平泉征
タマミは、お手伝いのしげにそそのかされて、お屋敷に油をまき火をつける。
タマミは即死。
しげは妖怪からしげにもどり警察に捕まる。
★3月31日でPCVistaともお別れ。